胃に不調を抱えていて、胃カメラを受けた方がいいか悩むことってありますよね。
胃カメラは
- 怖い
- 痛い
- 苦しい
そんなイメージがあり、なかなか検査に踏み切れなかった私。
ついに!勇気を出して胃カメラを受けてきたので、その体験を書きます。
受けてみた感想は、想像していたほど大変なものではありませんでした。
むしろ、検査を終えて特に異常が見つからず、安心できたことが大きいです。
逆流性食道炎ではありましたが(笑)
目次
胃カメラを受けるに至った症状
私の場合、以下の症状が一か月以上続いていました。
症状① げっぷが自然に出せない
普通、ごはんを食べた後などに自然に込み上げて出てきますよね。
それがどういう訳か、のどの辺りで詰まって簡単に出すことができなくなりました。
頑張って出そうとして出ても、小さいげっぷがやっと出るだけで圧迫感が消えませんでした。
症状② 食べ過ぎると翌日食欲がでなくなる
今まで、前日の夜に食べ過ぎていても一晩経てばまた食欲がわいていました。
ですが、ある時期から突然、食べ過ぎの後になかなか膨満感が消えなくなり、苦しいのであまり食べる気が起こらなくなりました。
症状③ 酸っぱいものもたまに上がってくる
この症状は、一般的に逆流性食道炎の症状としてよく知られていますよね。
なので、私もこれがあった時に少し逆流性食道炎を疑いました。
症状④ 便秘じゃないのに圧迫感がある
便が毎日出ているのに、胃やお腹らへんが重苦しい感じがしました。
おならもげっぷもなぜか出ず、体に空気がたまっているような気がしました。
可能性のある病気は・・・
こんな症状は生まれて初めてなので、症状が現れた時からかなり不快でした。
しかし、すぐに治るかもしれないからと思い、何週間か様子をみているうちに一か月以上が経過。
そうしていても一向に治る気配はなく、いよいよ心配になってきました。
自分は何か重大な病気になってしまったのではないか、と不安でたまりませんでした。
インターネットで調べて、自分が予想した病気はこれらでした。
- 逆流性食道炎
- 食道裂孔ヘルニア
- 胃がん
- 食道がん
- 胃炎
癌とは思いたくはなく、胃炎か、せめて逆流性食道炎であってほしいと切に願いました。
しかし、こうやって一人で悩んでいても始まらない。
深刻な病ならば一刻も早く病院に行くべきだと思い、決意したのでした。
胃カメラを決意
私は、日常生活に支障をきたし始めていたので早く受診したいと思っていました。
しかし、病院に何回も行く暇もないということと、受診しても薬で様子をみていては不安がな日々が続くので嫌だなあと思っていました。
そこで、胃カメラ(胃内視鏡)を受けてすぐに不安を解消できたら、と考えました。
胃カメラには、鼻から入れるものと口から入れるタイプの二種類があります。
ネットや、周りの経験者からの意見では圧倒的に経鼻の方が楽だとのこと。
さっそく、初診で経鼻胃カメラが受けられる近くの病院を探し、電話で予約しました。
一度受診してからでないと、胃カメラを受けられない病院が多いのですぐに受けたい場合は電話で確認してください。
電話予約で初診で受けられる病院もありますので探してみてください。
胃カメラを受けるにあたって
朝9時半からの予約になりました。
注意事項としては、
- 前日は夜9時以降食事はしないこと。(飲み物はOK)
- 前日の夜は固いものを食べないこと。
- 当日は飲食一切禁止。(飲み物すらNG)
でした。
病院によって異なる場合がありますので、病院の指示に従ってください。
医師の見解は?
診察室に入り先生に症状を説明したところの先生の見解はこうでした。
- 症状的には逆流性食道炎が疑わしい。
- 年齢的に若いので、癌などの可能性は極めて低い。
- 近親者にピロリ菌に感染している人や胃がんの人などがいなければ、ピロリ菌に感染している可能性も低い。
- 心配して心理的に症状が重く感じてしまう場合もある。
一旦薬で様子をみたりもできますが、今日見ておけば不安もなくなるとは思いますがどうしますか?
と聞かれ、意を決して胃カメラに挑戦することにしました。
何日か前、我慢の限界で勢いで胃カメラを予約しましたが、直前になりかなり怖くなってきた私。
しかし、経口の苦しさが10とすると、経鼻の苦しさは3ぐらいという先生の話に後押しされました。
胃カメラ当日の検査までの流れ
胃カメラの部屋へ入室
検査室に入ってから検査までの流れは以下の通りです。
- 消泡剤を飲む。(スポーツドリンクのような飲み物)
- 血管収縮剤を鼻からスプレー。
- 鼻をかんでみて左右どちらが良く通るかを確認し、どちらの鼻の穴からカメラを入れるかを決定。
- 息を止めて鼻から麻酔を大量にスプレーし、喉に流れてきたものを飲み込む作業を3セット。(スプレーは結構苦い)
- カメラと同じ太さのチューブを少し入れてみて入るかを確認。
- 腕に胃の動きを止める薬を注射。
- いざ挿入。
大体こんな感じでした。
検査中にちょっとしたトラブルあり
いざカメラを挿入してみると、かなり痛くてカメラが入っていかない。
先生が、
「痛いですよね?これは・・・入りそうにないな・・・」
とつぶやいている。
おかしい。麻酔したのにこんなに痛いなんて!
この痛さで入っていくはずがないという痛みだったので、そこは先生にきちんと訴えました。
そうすると先生が、
「仕切り直して、もう片方の穴から入れましょう。」
との事。
どうやら鼻の仕切りのようなところが中で湾曲していると、どちらかが狭くなっていて入らないということもあるそうです。
そのために鼻をかんで良く通る方を確認したのか・・・もう少しちゃんと吟味すれば良かったと後悔しました。
そして、もう片方の穴にも麻酔をスプレーし、そちら側から再チャレンジ。
そうすると今度は、とてもスムーズに入りました!
入っている感覚は確かに不快ですが、痛みはありません。
とりあえず第一関門突破です。
無事、喉、食道を通り、胃、十二指腸まで
鼻を通ってからは、
「あーーどんどん入っていってるーー」
という感覚。
確かに痛みはないですが、つまり感がある感じです。
緊張もあると思いますが、ちょっと苦しい感じですね。
鼻から入れているので喋ることもできます。
胃を見てから十二指腸まで見れるのですが、十二指腸をぐりぐり入っていった時辺りに結構苦しくなってきました。
空気がたまるらしく、苦しいみたいですね。
これ以上やっていると本格的に苦しくて辛いかもと思い始めましたが、焦らずちゃんと見て欲しかったので我慢しました。
そして検査終了です。
抜いていくときも全く何も痛くありませんよ。
胃カメラの検査結果は?
よだれと鼻水を大量に出しながら終え、一息つき診察へ。
やはり先生の読み通り、逆流性食道炎の軽い症状があったとの事。
あと、部分的に萎縮性胃炎の軽いものがあったそうです。
これはいわゆるピロリ菌に感染しているとみられる症状らしいのですが、部分的だったので、もしかすると荒れているだけなのかもしれないとの事でした。
完全に不安を払拭するために、血液検査でピロリ菌がいるかをチェックしておくことになりました。
若いうちはもしピロリ菌に感染していても、感染してから月日が浅いために目に見える胃炎になっていないことがあるそうです。
なにせ、胃癌になる確率が格段に上がると言われているピロリ菌です。
先生曰く、昔は熱いものやアルコールが原因と言われていた胃癌が、近年では99%ぐらいはピロリ菌によるものだということが分かってきたそうです。
それは絶対に感染しているかどうかを判明させておかなくては。
そして採血をし、ラベプラゾール(胃酸の分泌を抑える薬)、六君子湯(胃の働きを正常にする漢方)を処方してもらい終了しました!
あー、疲れたけどよかった!
まとめ
あなたがこのページをご覧になっているということは、何か私のような不調を抱えているのではないでしょうか?
もしも少しでも普段と違うと感じることがあれば、すぐに検査をして安心を得ることをおすすめします!
経鼻胃カメラは怖がりで痛がりの自分にもできる程でしたので、あなたにできないはずがありませんよ。
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