サラリーマンの皆さん、サービス残業はしてないですよね?
私は「サービス残業をしない」をモットーとするサラリーマンですが、過去にサービス残業が避けられなかった時期があります。
後から請求するつもりでサービス残業を受け入れたのですが、まだ請求できずにいました。
私事ですが最近Surface proを購入し、金欠ということもあり、過去のサービス残業代を実際に請求してみることにしました。
サービス残業代を取り戻すまでの過程を記事にしたいと思います。
目次
私のケース
サービス残業代を取り戻すにあたって、私の状況を簡単に説明します。
私の場合、一部の残業代が認められず、その分がサービス残業となりました。
私の状況は以下の通りです。
- サービス残業をした会社はすでに退職している
- 過去の残業時間は手帳にメモしてある
- 給与明細で認められた分の残業時間を把握できる
- サービス残業代の請求の時効までまだ余裕がある
- サービス残業代の金額はちょうどSurface Proが買えるくらい
私のケースでは在職中の職場からサービス残業代を取り戻すケースとは少し異なるかと思いますので、その点はご了承ください。
サービス残業代を取り戻す理由
では、なぜサービス残業代を取り戻すのか?
欧米の人にこのような質問をしたら怒られそうですが、日本人はまだまだサービス残業を受け入れている人が多いと思います。
サービス残業代を取り戻す理由としては、
- 私がサービス残業を許さない精神の持ち主だから
- 私が自分の時間は最上の価値があると考えるから
などでしょうか?
というかサービス残業代を取り戻さない理由が分かりません。
それでは質問を変えて、
日本人の大半はサービス残業代を請求しないが、それはなぜか?
サービス残業代を取り戻す理由は明白なので、サービス残業代請求しない理由について考えてみるほうが面白そうです。
サービス残業代を請求しない理由
なぜサービス残業代を請求しないのか。いくつか理由を考えてみます。
サービス残業を当たり前と思っている
サービス残業=当たり前
こういう考えの方いますよね。
前の会社でもサービス残業は当然だと考えて、サービス残業を何とも思わない人がたくさんいました。
誰もがサービス残業をしているから自分もサービス残業を受け入れる。
すいません。私には理解ができません。
サービス残業代を請求するのが面倒
サービス残業を請求するのは正直手間がかかることだと思います。
毎日残業時間を記録するのも面倒くさがりな人にはつらい作業ですよね。
面倒くささ>>>>サービス残業代という人は、サービス残業代は捨てて、他の有意義なことに時間を使いましょう。
サービス残業代が請求できることを知らない
サービス残業代は請求できることを知らない人は意外にいるのではないでしょうか?
請求方法を知らないだけの人はまだ望みがあります。
このブログでも請求方法を取り上げるので、ぜひ一緒にサービス残業代を取り戻しましょう。
サービス残業代の請求方法が分からない
サービス残業代が取り戻せることは知っているけれど、具体的な請求方法が分からない人もいますよね~
調べたらすぐにわかりますよ。
でも面倒であれば私と同じ方法で残業代を取り戻してみましょう。
権利のための闘争のすすめ
まだサービス残業代を取り戻す気がない人がいたら、考え方を根本的に変える必要があるのではないでしょうか。
イェーリングの権利のための闘争でも読んでみてはどうしょうか?
イェーリングは法学者ですが、正義感が強く、一つ一つの言葉がカッコイイので好きです。
あなたの眠る権利意識が目覚めるかもしれませんよ。
少し引用してみましょうか。
自己の権利が蹂躪されるならば,その権利の目的物が侵されるだけではなく己れの人格までも脅かされるのである.権利のために闘うことは自身のみならず国家・社会に対する義務であり,ひいては法の生成・発展に貢献するのだ.
権利のために闘うことは、義務である。
こんな考え方ができる日本人が増えたら素晴らしいですね。
恣意・無法という九首の蛇が頭をもたげたときは、誰もがそれを踏み砕く使命と義務を有する。権利という恵みを受けている者は誰でも、法律の力と威信を維持するためにそれぞれに貢献せねばならぬ。要するに、誰もが社会の利益のために権利を主張すべき生まれながらの戦士なのだ。
- ブラック企業が現れたら、それを踏み砕く使命と義務がある。
- 誰もが社会(労働者)の利益のためにブラック企業に対し、権利を主張すべきである。
こんな読み替えもできるのではないでしょうか?
イェーリングが序文で引用しているカントの言葉に要約されています。
「みずから虫けらになるものは、あとで踏みつけられても文句は言えない」
権利とは過去の人たちが闘って勝ち取ったものであり、その権利を行使しない場合の不利益は受け入れざるをえない。
ブラック企業に置き換えると、
ブラック企業と闘わない人は、サービス残業をはじめとしたブラック企業の違法行為を受け入れるしかないということです。
どうでしょうか。権利意識が芽生えたでしょうか(笑)
労働者の権利を主張しなければ、ブラック企業が幅を利かせる世の中になってしまいます。
少しでも権利意識に敏感な日本のサラリーマンが増えることを祈っています。
まとめ
皆で残業代を取り戻しましょう。